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"honor killing" 名誉殺人ということばを知っていますか?

昨日national geographicの、パキスタン農村部で行われる名誉殺人についてのドキュメンタリーをみた。イスラム教の国では、不倫や結婚前にSEXをした女性が、一族の恥として父親や男兄弟に殺されることがある。処刑を行った男性は、家族の名誉を守ったとして罪に問われることはほとんど無い。夫からの虐待やレイプでさえも、被害を受けた女性が「家族の名誉を汚した」として殺される。これを名誉殺人という。そもそもイスラム教の女性が着用しているヴェールも、髪だけでなく顔も覆わないといけない風習は、イスラム教成立前の部族社会に存在した家父長制主義が、婚外交渉を避けるために強制したものだ。コーランの教えに女性を虐げるものは無いというが、とりわけ識字率の低いパキスタンの地方農村部では、宗教指導者がきちんとコーランを読んで理解していない。イスラムの教えは部族の慣習と混同され歪曲した形で浸透し、結果女性は教育も受けられず、重労働を強いられ、男性に代わり家計を支えて一生を終える。都市部との格差は顕著だ。

恥ずかしながら、honor killingという言葉を始めて聞いた。考えてみれば高校で勉強したような気もするが、女性の人権についてこれだけ衝撃を受け、考えさせられたことは無い。夫以外の男性と会っていたために、夫に目鼻耳を切り取られてしまった女性。火をつけられ全身やけどを負いながら、家族の恥を公にできないと何ヶ月も治療を受けられなかった女性。名誉殺人で娘を殺された母親が、義息子一族を憎みながらも引き取った孫を育てるために、金を受け取り和解しなければならない貧困の現実。

今まで生きてきた中で、私は女性としての人権を不満に思ったことは無い。むしろ女性のほうが元気だと言われる昨今の日本において、女性だからこそ得してきた方が多い気がするし、女性に生まれてよかったとも思う。過去の偉人によって獲得された日本人女性としての権利を、当たり前だとは思わずに感謝して享受するべきだと反省した。同じ現代社会において、人権が迫害されている女性が数え切れないほど存在することも、その具体的な迫害の内容も、全く知らなかった。宗教についての知識も然り。イスラムの教えがどのようなものであるか分からないし、なぜ私が不正義だと思うことを宗教の名の下に彼らが行っているのか理解できない。どんな理由であれ、愛する人を殺すことなどできるだろうか?そこに愛はあるのだろうか?宗教はできる。だから宗教は嫌いだ。頑なな意識は深く浸透し、容易には払拭できない。

この世界で、名誉殺人の存在する地域に暮らす女性が、いつかその慣習から解放されますように。刑罰は公の場を経て宣告されるべきであり、一家族の中で行われるべきではない。とりわけ死刑は殺人と同じなのだから。私は人権を迫害されている人々に、人権の迫害されない世界があることを伝えたい。そうした慣習に縛られ虐待を受けている人々を救いたい。そういう仕事をいつかしたい。女性の地位向上を。女性に教育の場を。
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